この発明は、従来2時間以上を要する免疫組織染色法において、電界撹拌技術により染色処理時間を1/10に短縮させ、術中迅速免疫組織病理診断を可能とするものです。また産学官連携により装置を開発し、2014年に上市しました。
発明した技術は、これまで撹拌が困難とされたマイクロリットル(μL)オーダーの微量な液滴に対し非接触で変動電界を与えると、液滴は3次元的な上下運動をします。これにより、内容物同士が撹拌され接触頻度が高まり、抗原抗体反応が10倍に促進できることから、染色時間を22分で完了させる装置を開発しました。また、従来の超音波振動法と比較すると、液温の上昇が少ないため、生体試料の変性や蒸散を押さえることもできます。
本発明により従来と比較すると、迅速性、安定性、信頼性、染色性に富む確度の高い診断ができます。またこれまで2度の手術が必要でしたが、1度の手術で治療方針を決定でき、患者への負担や医療費の削減が可能となります。


