本県産業の発展に重要な役割を担っている物流について、貨物輸送の割合の高いトラックのドライバー不足等により、将来的に陸送偏重による物流の確保が困難になることが予想されるため、協議会では課題等を共有し、その解決に向けて意見交換を行い、今後必要となる取組策の検討などを進めていくこととしており、会員は県内の物流事業者(トラック、鉄道、港湾運送、海運、航空)や荷主企業等の関係者で構成されています。
協議会会長には、(公社)秋田県トラック協会の赤上信弥会長が選出され、「県の産業振興には物流は不可欠。多様な輸送モードを組み合わせ、未来の秋田のために持続可能な物流を維持できるよう連携していきたい」とあいさつをしました。
続いて、(株)日通総合研究所の佐藤信洋氏より「わが国物流の現状およびモーダルミックスの推進」と題してご講演いただき、「物流の中心を担うトラック業界は深刻な人手不足で、ドライバーが今後更に減少すると予想されており、鉄道や船舶を組み合わせて輸送するモーダルミックス推進や、他社との連携による共同化の取組が必要」と説明されました。
このあと、秋田の物流の現状課題と効率化に向けた取組について意見交換し、「トラックのドライバー不足により、今まで当たり前に出来ていた輸送が出来なくなるという危機感がある」という意見や、「トラック輸送だけでなく、どのような場面で輸送モードの組み合わせが必要なのか、陸海空の複眼的な視点で取組んでいくことが必要」、「モーダルシフトや複合輸送のモデルケースとなるような取組をしてもらいたい」といった意見が出ました。また、喫緊の課題となっている農林水産物流について、スピード感を持って集中的に検討するため、協議会の下に「農林水産物流検討ワーキンググループ」を設けて対応していくことが承認されました。
協議会では今後、物流の課題解決に向けて、意見交換とワーキンググループにおいて、必要な取組の検討を進めていく予定です。


