日一日と寒さが厳しくなる折、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。今回は、洋上風力発電の導入に向けた県の取組について紹介をさせていただきます。
秋田県では、昨年度から、洋上風力発電の導入に向けた具体的な検討を開始しており、昨年度は、先ずは、国交省が既に導入ルールを定めている港湾区域内における導入を進めるべく、秋田港と能代港において導入適地の選定を行ったところです。
また、明確な導入ルールが定まっていない港湾区域外に関しては、沿岸市町や国の関係機関、漁協、経済団体、金融機関等からなる研究会を立ち上げ、本県沿岸域における風況等のポテンシャルや国内の他地域との比較優位性、導入に伴う経済効果、さらには課題等について、関係者間での共通理解を図ったとともに、風況や地形、気象・海象条件等の情報を整理し、洋上風力発電の導入可能性の高い候補海域の絞り込みを行いました。
今年度は、こうした昨年度の検討成果等を踏まえ、秋田港と能代港の導入適地を港湾計画に位置づけるとともに、発電事業者の公募手続きを進めており、年度内には、事業者の選定を行うこととしております。
港湾区域外については、昨年度、絞り込んだ候補海域に関して、航路や漁業等の利用状況に関する詳細情報を整理するとともに、洋上風力発電事業に係る投資規模やその経済効果の試算等の調査を行っています。
さらに、本県において、洋上風力発電の導入を進めるうえで不可欠な送電網の整備のうち、地域内送電網に関しては、大手商社や県内金融機関などの出資になる事業会社が、本年9月に国の補助事業の採択を受け、秋田港と能代港周辺で最大60万キロワット程度の洋上風力発電を想定した、FS調査に着手をしております。
このように洋上風力発電事業本体の導入に向けた取組は順調に進んでいますが、県として、導入拡大を進める最大の眼目であるところの、県内の産業振興、雇用拡大に結び付けていくため、できるだけ多くの県内事業者の皆さんに洋上風力発電事業に参画していただけるよう、さらに取組を強化していく方針ですので、今後とも、皆さまからのご指導、ご助言等を頂ければ幸いです。

