産出量は35kl/日であり、年間を通じ、平成25年に国内で産出された原油の約2%相当を生産できることになります。
シェール層という特殊な地層にあるシェールオイルは、通常の原油よりも採取が難しいとされていますが、鮎川油ガス田では酸処理技術を用いています。
また、同社は、男鹿市の福米沢(ふくめざわ)油田においても、新たに水圧を利用した「フラクチャリング」による採取試験に取り組むこととしており、今後の生産拡大が期待されます。
(出典:石油資源開発㈱報道発表資料)
※シェールオイル
頁岩(けつがん)=シェールと呼ばれる泥岩層に含まれている石油のこと。これまでは採掘するのが技術的に難しかったが、近年、強い水圧をかけるなどすることで取り出す方法が開発された。昨今の原油価格高騰も相まって、生産コストも見合うようになり、米国やカナダで盛んに生産されるようになっている。この技術により石油の採掘可能量が急増することから「シェール革命」などと呼ばれ、新たな地下資源として注目されている。