
この4月から資源エネルギー産業課長を務めさせていただいております赤川と申します。よろしくお願いいたします。3月までは3年余り県北の小坂町に出向しておりました。そういうことで今回は、現在、小坂町が町を挙げて取り組んでいる「小坂鉄道レールパーク構想」の紹介をさせていただきます。
小坂町は、1861年に、後にDOWAグループのルーツとなる小坂鉱山が発見され、明治30年代には黒鉱自溶製錬の成功により、銀の生産量が日本一となった小坂鉱山・製錬所とともに発展を遂げた町であり、現在は、かつての鉱山関連技術を活用した、使用済み家電等からの金属リサイクル産業の拠点となっています。
現在の小坂町はまた、町の北東に位置する十和田八幡平国立公園の十和田湖とともに、近代化産業遺産であり、国指定重要文化財でもある「旧小坂鉱山事務所」や明治の芝居小屋「康楽館」を保存、町の観光資源として活用することにより、観光の町ともなっています。
「小坂鉄道レールパーク構想」は、旧小坂鉄道を産業遺産として保存し、交流人口の拡大等に向けて、町の新たな観光資源としての活用を目指そうとするものです。
小坂鉄道は、明治41年に小坂鉱山専用鉄道として大館・小坂間、全長22.3kmで開通し、鉱山の発展とともにその歴史を刻んできましたが、平成6年には地元住民の交通手段として親しまれてきた旅客部門が廃止され、平成21年には貨物部門も含めて廃線となり、開業から百年余の歴史に幕を閉じました。
構想では、この旧小坂鉄道の小坂駅舎や機関車庫、線路等を修復整備し、機関車両を動態保存することにより、機関車両等の展示だけでなく、全国でも例がないディーゼル機関車3重連の体験運転やラッセル車の操縦による除雪体験ができる施設の整備を進めることとしています。
また、旧小坂駅から「旧小坂鉱山事務所」や「康楽館」が建ち並ぶ「明治百年通り」脇の全長約1kmの区間で、観光鉄道の運行やレールバイクの体験走行も実施する予定です。
「小坂鉄道レールパーク」の本格オープンは平成28年度を予定していますが、今年10月には、秋田デスティネーションキャンペーンに合わせて、期間限定でプレオープンする予定ですので、是非、この機会に多くの皆さんに小坂町を訪れていただければと思います。


