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幹部ご挨拶

【課長ペンリレー】産業集積課長 猿田 和三

【課長ペンリレー】産業集積課長 猿田 和三_a0133583_17072021.jpg 早いもので今年もあっという間に9月が終わり、今年度の折り返しを迎えようとしています。皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
 
 今回は、これまでの誘致認定企業のご紹介について触れたいと思います。

 4月5日、美鄕町のアルファーダイヤモンド工業秋田事業所(本社:東京都足立区)を認定しました。同社は、工業ダイヤモンドによる光学レンズ等の研削・研磨加工用砥粒・砥石、および関連部材の製造販売を行っており、デジタルカメラ大手等の精密機械メーカーのほか、県内の光学部品企業の多くとも取引があります。雇用数は10名を計画しています。

 4月21日、能代市に進出する株式会社日立パワーソリューションズ能代サービスセンタ(本社:茨城県日立市)を認定しました。同社は、電力・エネルギー、社会・産業、情報・制御など多方面で事業を展開する総合エンジニアリング企業であり、風力発電機のトップメーカであるエネルコン社(独)製品の販売、据え付け、保守を実施しております。能代サービスセンタは、東北地区における風力発電設備の保守サービスの中核拠点と位置づけられ、能代トレーニングセンタでは、安全教育や保守教育などの研修のほか、地元協力会社の社員、建設工事従事者など外部エンジニアのトレーニングも実施される予定です。雇用数は20名を予定しています。

 5月20日、潟上市に進出する山本精機株式会社(本社:東京都立川市)を認定しました。同社は、航空機エンジン部品・宇宙ロケット部品及び航空機エンジン整備用機材等の製造を行っており、航空宇宙産業における品質マネジメントシステムの規格であるJISQ9100の認証を取得しているほか、航空機エンジンメーカーからのDSQR(製品の品質管理に係るメーカー認証)の承認も受けております。また、エンジン整備用機材や治具の開発・製造では、航空機エンジンメーカーや大手航空会社からの直接の受注があるなど、取引先からその技術力への高い評価と厚い信頼を得ております。雇用数は20名を予定しています。

 7月15日、秋田市のユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社木質バイオマス発電所を認定しました。同社は、木質バイオマス発電を行うため設立されたSPC(特別目的会社)であり、最大出力2万kWは東北最大級であります。燃料の70%以上は、県内林業者等との連携により県内未利用間伐材チップを利用し、東南アジアから輸入するPKS(パーム椰子殻)を補助燃料とします。雇用数は21名を予定しています。

 8月26日、能代市の株式会社ホクエツ秋田能代工場を認定しました。同社は、道路用の側溝やボックスカルバート、農業土木用の排水フリューム、河川用の護岸ブロックなど、コンクリート二次製品の製造・販売を行っております。一般廃棄物溶融スラグを原材料の一部に用いた製品や、石炭火力発電所で発生する石炭灰から製造されるフライアッシュを原材料の一部に活用し、長期強度・耐久性に優れた製品など環境対策型の新技術・新製品の開発・製造に注力するとともに、その普及にも貢献しております。雇用数は12名を予定しています。

 9月27日、由利本荘市に進出する株式会社IHSテクノロジーズ.デベロップメント東北工場を認定しました。同社は、自動車部品、医療機器、半導体及び食品工場などの生産ラインの自動化に向けた機械設計、電機制御設計を行うほか、自動化生産設備の製造を行っております。雇用数は13名を予定しております。

 今年度後半もさらに進出していただけるよう、県、市町村、関係団体が一体となって本県の誘致活動と立地環境の向上に取り組んでまいります。どうぞ皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
by sankeibu | 2016-09-26 09:10 | 幹部ご挨拶

『秋田県庁 産業労働部だより』をお届けします。あきたの産業や経済に関する最新の話題をご紹介します。年4回(5月末、8月末、11月末、2月末)発行


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